YOLOしく我が人生

躁鬱、不眠症、発達障害のせいでニートだったけど、ブログと投資を軸に徐々に人生が豊かになってきた旅行好き精神障害者のブログ

初日の出が一番早いのは実は最東端の北海道納沙布岬じゃない話

   

基本的に日の出・日の入りって、東に行けば行くほど早く、西に行くほど遅くなるじゃないですか。だから私は日本で最も東に位置する北海道は常に日の出・日の入りが早いとずっと思い込んでいたんです。しかし、それがある時YouTubeを見ていてその誤解を解きました。大の大人が、アラサーにしてようやくです。

どういうことかと言いますと、日の出日の入り時刻は経度だけでなく緯度も考慮しなければいけないんですね。それで、高緯度になればなるほど夏と冬の日照時間の差が大きくなってくるわけです。私はこの事実を前から知っておきながら、日の出日の入り時間にもこの知識を当てはめることが出来ずにいました。

高緯度の国、欧州諸国を例に取る

有名なのは北欧の白夜です、一日中太陽が沈まないことで有名なアレです。あれは高緯度だから起こる現象です。そもそも高緯度に位置する欧州というのは、夏と冬の日照時間の差が日本に比べて極端です。

例えばパリなんかを例に挙げても、冬至のパリなんて16時半を過ぎればもう真っ暗で、しかも日の出時刻は8時半過ぎなわけです。完全に明るくなるのは9時以降でしょうか、つまり真冬の日照時間はせいぜい7時間も無いわけです。

逆に夏至頃のパリは22時を過ぎてもまだ明るいです。それで日の出はサマータイムがあるのでややこしいですが、時計の針を1時間早く進めていて夏至頃の日の出は6時前、実質5時前に日が昇っています。つまり夏至頃のパリの日照時間は約16時間。夏と冬で大きな差があります。日本は欧州ほど季節で日照時間に差が無いためなかなかわからない感覚ですよね。

 

高緯度の北海道にも欧州と同じことが言える

話を日本に戻すと、北海道は緯度で言うと大体イタリアと同じくらいです。函館とローマがほぼ同じ北緯41度、稚内ならミラノと同じくらいで大体北緯45度です。つまり北海道は東であると同時に欧州並の高緯度にあるわけですから、東京・名古屋・大阪のような日本の中枢エリアより夏と冬の日照時間の差が大きくなります。夏の北海道は4時前にはもう明るく、それでいて日没時間も19時過ぎというわけです。で、例えば札幌と大阪の夏至・冬至の日の出日の入り時間を比較してみましょう。データは今年の物です。

夏至の日の出日の入り時刻

札幌:日の出3:55/日の入り19:18

大阪:日の出4:45/日の入り19:14

どうでしょう、東に位置する札幌は日没も早くなるのかと思ったら、なんとずっと西にある大阪よりも日の入りが遅いのです。しかも日の出は約1時間の開きがあります。大阪は札幌より日の出が1時間遅い上に日の入りが札幌とほぼ同じなのです。では今度は冬至で比較してみましょう。

冬至の日の出日の入り時刻

札幌:日の出7:03/日の入り16:03

大阪:日の出7:01/日の入り16:51

今度は逆に、東だから札幌の方が日の出も早いだろうと思っていたら実は大阪より僅かに遅く、日の入りは札幌は16時3分と滅茶苦茶早いですね。夏は日の入りがほぼ同じで日の出に大きな開き、冬は日の出がほぼ同じで日の入りに大きな開きがあるというわけです。

このように、単純に東と西だけで日の出日の入りの時間は早くなったり遅くなったりしません。日本列島は東に行くほど東北、北海道が高緯度になってきますので一概に北海道は常に早く日が昇り早く日没するわけではないのです。

 

では初日の出に関して言えばどうか

今までのお話を聞けば大体想像が付くと思いますが、高緯度の北海道は冬の日照時間が短い、なら出来る限り南東の部分が最も日の出が早いのではという予想が立てられます。そしてその場所こそ、本州の太平洋ベルト地帯に位置し、且つ最東に突き出た千葉県銚子市の犬吠埼こそが日本で最も早く初日の出を拝める地なのです。

北方領土を除いた北海道本土の最東端である納沙布岬と千葉県の犬吠埼を比較すると、ほんの僅かの差ですが犬吠埼の方が初日の出は早いのです。

皮肉なことに、基本的に納沙布岬というのは年間を通じてほとんどの日は日本一日の出時刻が早い場所です。しかし高緯度という関係上、冬至とその前後の一時的な期間だけ犬吠埼より日の出が遅くなるということが発生します。元旦は冬至になってからすぐですので、日本一早い初日の出を犬吠埼に譲る形となるのです。

高緯度の街は夏は天国、冬は地獄

低緯度に住んでいるとあまり実感が湧きませんが、北海道の人にとってはこれが当たり前という感覚で生活しているわけです。欧州にせよ北海道にせよ、夏は日照時間が長くて天国、冬はすごく短い日照時間で地獄というわけです。

北海道は当たり前ですが雪が沢山降って生活になにかと支障を及ぼしますし、極寒で日照時間が少ないため冬季うつにはなりやすいですしビタミンDも不足しがちです。日光を浴びることでビタミンDは生成されますからね。

欧州は北海道以上に夏と冬の日照時間のギャップが激しいです。あれだけの差があって夏の日照時間が長いからこそ、欧州はサマータイムが合理的なシステムとして運用されているわけです。しかしながら最近東京五輪のサマータイム問題でサマータイムのデメリットも話題になりましたが、それは置いておきます。

欧州人がバカンスが好きなのは、冬の地獄を味わっているからこそ夏に思いっきりはっちゃけるわけです。フランスなんて特に「フランス人はバカンスのために仕事してる」なんて言われるくらいですからね。冬期にコツコツ仕事して、夏思いっきり遊ぶ。いいじゃないですか、私も同じようなことしてますけどね😅バカンスという楽しみがあるからこそ、仕事のモチベーションも生まれるのでしょう。太陽に恵まれないイギリスとかドイツとかパリ等の北部フランスとか、そういうとこに住んでいるとどうしても太陽やビーチを求めるものです。ですので北部・中央ヨーロッパの人間は大抵イタリアとかスペインとかギリシャとか、夏の南欧が大好きです。

そう言えば私も夏至の頃に北海道に行ったことがありますが、確かに日の出が早くてビビりましたねぇ。睡眠障害を持っている故、3時半に一度ホテルで目が開いたのですが既に薄明るくてこれが北海道か~と思いました。

皆様もあの面白い感覚を直に体験してみるために、北海道や欧州のような高緯度の街に旅行に行ってみると楽しいかもしれませんよ。